■目次■
0.妊娠とは

1.生理について
  ・生理についての基礎知識
  
・生理に使う道具について

   タンポン
   
ナプキン


2.セックスとより効率のよい妊娠の仕方
  ・セックスについて
  ・男性器
  ・女性器
  ・精液について
  ・妊娠成功率
  ・男女の産み分けについて
  ・不妊対処法

3.妊娠したら
  ・妊娠中の基礎知識
  ・妊娠検査
  ・妊娠中の体調変化
  ・日常生活のポイント
  ・妊娠中のセックス
  ・妊娠中のセックスまとめ

4.最後に



0.妊娠とは                                                           ▲目次に戻る


 『炎の孕ませアンケート』調査結果



 ・クラスの女の子と全員とSEXしたい・・・・・98.0%

 ・クラスの女の子を孕ませたい・・・・・・・・・100%

  男性100人に独自にアンケートを実施、調査したところ、上記のような驚くべき結果となりました。


 孕ませとは



1.【孕む】について


  ▼孕む【はらむ】 〈スル〉 胎内に子を宿す。みごもる。女性が受胎して胎児をやどすこと。

  【孕ませる】には以下のプロセスに従って行われます。

 1)女性は一ヶ月に1回、2つある卵巣のうちの片方から卵子を排卵します。

 2)排卵された卵子は卵管に取り込まれます。

 3)卵管の途中で卵子に精子が入り込むことで受精し、卵子は【受精卵】となります。

 4)受精卵は少しずつ成長しながら子宮に入り、子宮内膜に着床します。

  以上が【孕ませる】プロセスであり、女性を【妊娠】させることになります。


 【妊娠】は女性にとっては人生の中でも最大の出来事であると思います。

 しかし男性は【妊娠】に対してあまりにも無知です。

 最近は女性ですら正しい知識を持っていないことがあります。

 この度は少しでも妊娠に対しての正しい知識を身に付けましょうということで。



<出産予定日の計算方法>

 妊娠するすぐ前の月経(最終月経)の初日から280日後を一応分娩予定日としますが、

 妊婦の約90%は予定日の前3週間、後ろ2週間の間にお産になるのが普通です。

 そのうち約半数が前後1週間以内です。


 予定日より2週間以上早かった      14.5%

 予定日より1週間以上2週間未満早かった 17.0%

 予定日より1日以上、1週間未満早かった 25.8%

 予定日通りの出産だった          5.6%

 予定日よりも1日以上、1週間未満送れた 23.1%

 予定日よりも1週間以上2週間未満送れた 10.8%

 予定日よりも2週間以上遅れそうになった  3.2%(陣痛促進剤を使用した)


 <初期 0週目から〜15週目>

 ▼4週目〜  ・【つわり】が始まる  ・基礎体温の上昇  ・専門医の診察を受ける

 ▼8週目〜  ・流産しやすい時期  ・ウィルス感染、薬剤、放射線などに注意

 ▼12週目〜 ・胎盤の完成 ・母子手帳を受け取る ・食欲が出る

   

 <中期 16週目〜27週目>

 ▼16週目〜 ・下腹部圧迫に注意  ・色素の沈着  ・胎動が始まる

 ▼20週目〜 ・マタニティ・ドレス  ・お腹の保温と安定 ・乳房の手当てを始める

 ▼24週目〜 ・頻尿、便秘、腰痛、むくみ、貧血に注意

   

 <後期 28週目〜39週目>

 ▼28週目〜 ・妊娠中毒症に注意  ・早産予防  ・補助動作の練習、妊婦体操

 ▼32週目〜 ・塩分をひかえる  ・乳汁分泌が始まることがある ・出産準備を完了

 ▼36週目〜 ・リラックスして分娩を待つ

   

1.生理について                                                         ▲目次に戻る


 2.生理について


 女の子には切っても切れない関係にある【生理】。

 人によってはなんてことない人もいますが、中には薬を使ってまで痛みを抑える人もいます。


 生理痛の痛みをあえて表現するのであれば「金〇を蹴られた時の苦しみ」とでもしておきましょう。

 辛い人も中にはいるということで。


 ▼生理についての基礎知識

 分かりやすく説明すると、先程妊娠の過程で説明した卵子と子宮内膜が排出されることです。

 卵子が受精せず(もしくは受精しても妊娠しなかった場合)、子宮内膜と共に大概に排出する現象です。

 これを月経と言います。周期が約1ヶ月なので、おそらくそう呼ばれたのだと思います。

 ちなみに英語ではメンストレーション(略してメンス)と呼ばれていて、その語源もラテン語の「月」という

 言葉にあります。

 案外「月のモノ」なんて言い方は実に的を射ているのです。



  ・基本周期 25日〜38日で、理想的な周期は28日です。


        これ以上短かったり、長かったりしたら女性ホルモンのバランスが狂っている証拠ですので注意です。


  ・出血量  1回の生理で50g〜200gと言われています。(多い日は1時間に1回取り替える程度ならOK)

            夜用ナプキンで漏れてしまう、貧血を起こす、2〜3日目以外でも出血量が多いなどの状態であれば、

        異常と考えた方がいいです。


  ・生理日数 3日〜7日。平均は4〜5日です。2〜3日目をピークに出血量が減っていき7日目頃には終わる。

        多少の個人差はあるけど、2日で終わったり、8日以降続くようであれば要注意です。



 ▼生理についてもう少しだけ詳しく

 生理のサイクルは卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)という

 2種類の女性ホルモンの増減によるもの。

 この2つの増減は直接目で確かめることは出来ませんが、基礎体温表を作成することにより、

 生理周期や排卵(=妊娠)の有無が分かります。


 生理には4段階あります。



 @卵胞期

  卵巣内の原始卵胞は月に1度、卵胞に成長し、卵胞ホルモンを分泌します。

  この卵胞ホルモンによって子宮内膜が次第に柔らかくなっていきます。

  卵胞ホルモンには体温を下げる働きがあるので、この期間は低温期になります。


 A排卵期

  2週間ほどで成長した卵胞に応対かホルモンが大量に分泌され、卵子(正確には胚)を卵管に飛び出させます。

  このことを排卵と言い、(この時に精子と結び付くと受精します)


 B黄体期

  卵胞ホルモンの代わりに黄体ホルモンが分泌されるようになると、

  子宮内膜から粘膜が出て受精卵が着床しやすい状態になります。

  受精卵が着床すれば、黄体ホルモンは更に分泌され子宮内膜を支えます。


  黄体ホルモンは体温を上げる働きがあるので、この期間は高温期になります。


 C月経期

  黄体期に着床が起こらなければ、子宮内膜は不必要なものとなり内膜の組織がはがれ落ちます。

  このはがれ落ちた内膜が体外へ排出されることが生理なのです。

  また、黄体ホルモンの分泌量がさがるため、体温も一気にさがってしまいます。



 ▼生理の時に使う道具について

 生理中、女性は様々な道具を使います。

 主に、タンポンや、ナプキンがありますが、最近はボディピースというタンポンとナプキンを合わせたような

 ものも登場しています。生理用品とは少し違いますが【サニタリーボックス】です。



 ・【タンポン】について

 タンポンとは、女性の膣内にひものついた吸収体を差し入れ、経血を取るための物です。

 利点はお風呂に入ったり、水泳したりできます。また、経血が空気に触れないので生理臭がおさえられます。

 あまり長い時間の使用(1日に3回以上は取り替えることが奨められています)や、連続して使用するには向きません。

 タンポンにはアプリケータータイプと、フィンガータイプの2種類があります。

 (スティックタイプというものもありますが、アプリケータータイプほぼ同じとして扱います)

アプリケーター式タンポン


タンポンの装着法


アプリケータータイプの装着法


フィンガータイプの使用法

 1.タンポンを包んでいるセロファンを取り除き、ヒモを取り出します。

 2.タンポンを持ちやすいように、ヒモをあらゆる方向に引っ張って裾を広げます。

 3.1.によりできたくぼみに、人差し指をあてて持ちます。

   <フィンガータイプ>
                       ※右下はナイロンカバー

   <持ち方>

 4.タンポンの丸い先端を膣口にあて、タンポンを上方向に挿入。

   次にタンポンの先がつかえる感じがしたら斜め後ろ方向に入れます。

   指の第二関節が完全に入るまで十分奥に挿入します。

   

 5・最後にヒモが膣口より出ていることを確認してください。

   

 「こういうの中に入れて、処女膜を傷つけないの?」と、心配される方もいますが、
 タンポンは処女膜の裂け目を通すため、使用による破瓜の心配はありません。
 また、きちんと深くまで差し込めば装着感もありません。


 ・【ナプキン】について

 ナプキンとは、吸収体を下着に付けて淫口から垂れてきた経血を取るための物です。

 利点は経血が多い人でも比較的安心して使えるということ。

 最近は【布ナプキン】という何度でも洗って使え、通気性がよく(むれない、かぶれない)、

 肌触りがよいものがあります。

 ただし、これは洗濯の手間で、かさばり、漏れが気になるという声があります。


 なお、ナプキンの種類はその時の個人差や体調に合わせてかなりの種類のものがあります。

選ぶポイント タイプ 特徴
表面材 不織布     細い繊維を絡ませた繊維表面材で、ふんわりしたやさしい肌触りが特徴です。
経血をすばやく吸収するよう表面に孔を開けたタイプもあります。
メッシュ 薄いフィルム表面に孔を開け、経血をすばやく吸収しもどらないしくみがあります。
ドライタイプとも呼びます。
製品の厚み 普通タイプ 一般的に、断面の厚みが4〜7mm程度のもので、初めてでも使いやすい基本サイズです。
スリムタイプ 断面の厚みは2〜3mmと薄いが、吸収力は十分あり、動きやすく、装着感が少なく、
携帯にも便利です。
製品の長さ 昼用・普通用 標準的な長さ。
多い日用・夜用   昼用・普通用よりも長いタイプ。量が多いとき、漏れが心配なときに安心して使えます。
ウイング(羽根)有無   ウィングなし シンプルで初めてでも使いやすい基本サイズです。
ウィング付き ウィングで下着(ショーツ)にしっかり固定でき、スポーツや旅行など活発に
動くときに便利です。

 また、最近では【ボディピース】というもの新しい発想の物が登場していたりします。
 専用ナプキンに、ピースという小さな布を陰唇に挟めて使用するものです。漏れず、動き易いのが特徴。ただし、多少の馴れは必要です。


2.セックスとより効率のよい妊娠の仕方                                         ▲目次に戻る


 ▼セックスについて


 セックスとは生物学的に置ける【繁殖行為】であり、男性性器を女性性器の中に挿入し、射精するまでのことを言う。
 他の生物と違い、感情的な結びつきや、愛情表現の一つとしても扱われることがある。
 また、娯楽の一つとしても数えられることがある。

■男性器

 
【陰茎】(いんけい)

  男性器の一番の象徴です。ペニスとも言います。

  興奮時には陰茎内に血が巡り、硬直状態になります。

 (【勃起】という)日本人の平均的な大きさは約13pです。


  女性と違い、排尿と精液の出口は同じです。

 【陰嚢】(いんのう)

  陰茎の根元についている袋状のものです。

  この中に左右に1つずつ、計2つの精巣があり、

  そこで精液と男性ホルモンが作られます。


  熱い時は表面積を広げて放熱し、

  寒い時は収縮して冷えないようにします。

■女性器


 【膣】(ちつ)

 
外性器である陰唇と子宮とを結ぶ管で、長さは7〜10p程度。

 膣は交接器であるとともに、分娩時には産道の一部を形成する。

 収縮性に富んでいる内面は重層扁平上皮によっておおわれていて、

 この厚さは年齢によって異なる。

 小児期には薄いが、妊娠可能年齢になるとエストロゲン

 (女性ホルモン)の影響を受けて細胞数が増加し厚くなる。

 しかし、更年期になると萎縮し、再び薄くなるために性交痛や

 萎縮性膣炎の原因になる。


 【子宮】(しきゅう)

 子宮は小骨盤腔のほぼ中央で、膀胱と直腸の間に位置し、正面から

 みれば西洋梨状を呈している。

 左の図の如く、前後に多少扁平であり、大きさは小鶏卵大で内腔の

 長さが7〜8cmの筋性器官である。




  ▼精液について


  ・精子の役割

  精子は、受精に際して(1)卵子に接近して侵入し、(2)卵子を活性化して卵割を開始させ、(3)男性の遺伝情報を伝える、

 という大きな役割を持っています。



・精子の誕生

 睾丸で作られた精子は、 副睾丸に運ばれて、ここ10日〜20日間蓄えられます。

 この間精子は成熟して、前進運動をする能力などを獲得します。そして、副睾丸から精管といわれる管を通り、

 精嚢から分泌される精嚢液によって成熟して、前立腺から分泌される精漿と混ざり合って、精液が作られます。

 精子がつくられはじめてから、完成するまではおよそ70日かかります。


 1回の射精で放出される精液の量は、2.5cc〜3.5ccで、その中に精子は1〜4億匹にも及びます。


 ・精子の特徴

 精子の形状はおたまじゃくしに似ていて、頭・からだ・しっぽに分けられます。

 頭部には核と染色体が含まれ、卵子の活性化と遺伝情報を伝達。中間部は代謝活動を、尾部は鞭毛様となっており,

 これによって精子の運動が行われます。


 精子は意外に生命力があり、精嚢内には約6カ月間生存。(古くなると体内に吸収されます)

 酸には弱いのですが、アルカリ性に強く、女性器官の内部では活発に運動し、平均寿命で2〜3日、

 中には7日も生存することもあるそうです。


 精子にはX精子とY精子の2種類あります。

 精子は酸性に強く、アルカリ性に弱い。X精子が受精すると女の子が生まれます。

 Y精子はアルカリ性に強く、酸性に弱い。Y精子が受精すると男の子が生まれます。


 ▼妊娠するには、させるには

 ・妊娠の成功率

 1周期(生理1回のこと)のセックスでの妊娠率は避妊しない場合はおおよそ20%〜25%です。

 (なお、1番人間に近いとされるチンパンジーの成功率は70%、ねずみにいたってはほぼ100%)

 3周期するとおおよそ60%、12周期で97%になり、ほぼ1年でほとんどのカップルが妊娠します。

 ただし、これは年齢に大きく影響するものですので、1年間で妊娠しなかったと言っても不妊症であると

 
決めるのは早すぎます。

 では2年目に入ると、20代前半までは97%、30代後半でも91%という数値が出ているため、

 最初の1年で妊娠しなくても安心です。

 ですが、2年目で妊娠しなかった場合は一度病院に行ってみることを
お勧めします。

 なお、人間とはもともと妊娠しにくい生物かつ、個人差が極めて大きいため、すぐに妊娠できないからと言って

 悲観しないことが、妊娠するうえでの1番のコツなのです。


<100組のカップルはどれくらいの確率で妊娠していくのかのシュミレーション 25%で妊娠する場合>
周期 妊娠したカップル(累計) 累計妊娠率 周期 妊娠したカップル(累計) 累計妊娠率
25組(25/100) 25% 4組(4/17) 87%
19組(19/75) 44% 3組(3/13) 90%
14組(14/56) 58% 3組(3/10) 93%
11組(11/42) 69% 10 2組(2/7) 95%
 8組( 8/31) 77% 11 1組(1/5) 96%
 6組( 6/23) 83% 12 1組(1/4) 97%

 ※実際の年間妊娠率は約80%〜90%くらいで、不妊症に悩むカップルは10組に1組あると言われています。

 ・より妊娠しやすくするためには一番重要なのは、タイミングとされています。

 妊娠しやすいタイミングは、排卵日の2日前、排卵日前日、排卵日当日の順である。

 そしてその最も妊娠し易いタイミングを知るためには、『排卵日を知っていること』

 そして排卵日を知るためには、基礎体温表をつける必要があります。


 生理のところでも多少述べていますが、ホルモンが分泌されると体温が上下します。

 この上下するサイクルを知っていれば、あと何日で排卵日が来るか、予想することが可能になります。

                       

 その他、子宮頸管粘液から推測するという方法もあります。

 子宮頸管の内側には粘液が充満しています。

 この粘液の状態は、月経周期中、ホルモンの働きによって変化します。

 この変化から膣粘膜の感触と膣粘液の状態から 排卵を予測しようとする方法です。

 まずは、 どのように粘液の状態が変化するのか見てみましょう。



 [第一期]

 月経が終わったあとの3、4日間は膣粘膜が乾いた状態。粘液はない。


 [第二期]

 第一期のあと、膣は湿気が出て、少量の粘液が出ます。

 粘液は不透明で、黄 色がかって粘り気があります。この状態が3、4日続きます。


 [第三期]


 膣が濡れて滑りがよくなります。

 粘液の量も増え、透明で、卵の白身のよう な状態で弾力性があって滑らかです。

 指先にとり、親指と人指し指でつまみ、ゆっくりと離すと、糸を引いて4センチから15センチくらいに

 糸を引いて延びます。


 この状態が約3日続きます。この第三期が動物の発情期にあたります。

 粘液の量が最後の日がもっとも多くなり、この日、もしくは翌日が排 卵日になります。

 第三期のあと、膣は再度、第二期と同じ状態に戻って、2日程度続いた後、第一期になり、次の月経まで続きます。

 最後に「排卵日検査薬」を使った方法も説明しておきます。

 「排卵日検査薬」はドラッグストアで購入出来ます。

 これは尿の中に含まれる黄体形成ホルモン(LH)を調べる薬です。

 排卵前はLHを大量に分泌される現象が起きますので、尿にもLHが多分に含まれます。

 その尿からどれだけLHが検出されたら、その15時間〜24時間以内に排卵すると言われています。

 とは言え、自然の摂理に従って妊娠するのが一番です。

 無理に頭で制限してしまうと、作業化してしまい、精神的なストレスのため、妊娠しづらくなってしまいます。

 頭の片隅にでも覚えておく程度にして、精神的にリラックスすることが一番妊娠しやすい状態なのです。



 ▼男の子と女の子の産み分けに関して

 現代の医療技術を使用すると、100%ではありませんが可能です。

 【バーコール法】と言い、バーコール液を使用し、X精子を分離させ人工授精させる方法です。

 ただし、この方法は一般的に禁止されています。

 その他に産み分けの方法はないか、ということで多少例をあげてみます。

 ただし、この方法で100%産み分けが出来るというものではありません。



 〇女の子が希望である場合


 ・男性は野菜を中心にアルカリ性食品を、女性は肉や魚などの酸性食品を多く取る。

 ・Hするタイミングは排卵日2日前に。(これはY精子を先に死滅させるためである)

 濃厚なHは女性の体内をアルカリ性にしてしまうため、避けること。


 〇男の子が希望である場合

 ・男性は肉・魚などの酸性食品を、女性は野菜などのアルカリ性食品を多く摂る。

 ・Hするタイミングは排卵日当日に。(Y精子の方が早く卵子に辿りつくため)

 濃厚なHをして、女性の体内をアルカリ性にする。

 女性が先に絶頂を迎えた時に射精するといいと言われています。

 ▼どうしても妊娠しない場合 不妊症(未妊)の対処法

 自然妊娠するに越したことはありませんが、どうしても妊娠出来ないという場合があります。

 また、いつまで経っても妊娠できなくて不安にかられ、どうしようもない時があります。

 けれど、「どうしても子どもが欲しい」という場合は医者に相談しましょう。

 ただ、通院先は自分達に合ったお医者様を選ぶことです。

 リスクの少ない、タイミング合わせから指示してくれるような医者が必要なのか、

 高度な技術で体外受精などを
する医者が必要なのかは自分達で決めて下さい。


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 3.妊娠したら



 妊娠の項目にも軽く触れておりますが妊娠すると、妊娠した女性もそのパートナーも大きく変わらざるを得ない

 状況になります。

 また、子どもが生まれるまでに心の準備をしておくことも必要です。


 ■ 妊娠後の基礎知識 ■

 ▼今、妊娠何ヶ月?

 案外知られていないのですが、妊娠周数の数え方は、「最終月経の日から数えます」

 最後にHしてから2週間後には妊娠2ヶ月ということもありえます。

 時折、女性の方でもこのことを知らない方がいるようです。


 妊娠しているのが分かったら、出産予定日を確認しておきましょう。

 出産予定日は280日後、最終月経の初日の月から3を引き(引けないときは9を足して)、

 日に7を足して
計算できます。


 ▼妊娠検査

 現在の判定約は高精度で、妊娠2ヶ月になれば陽性に出ます。この結果はほぼ信用できます。

 もし、この時は陰性であったとしても、生理が来なければ(無月経が続けば)、再検査する必要があります。

 (なお、想像妊娠の場合は妊娠特有のつわりなどの症状は出ますが、検査薬に陽性反応は出ません)

 なぜ妊娠しているのが分かるのかと言うと、妊娠しなければ作られないhCGヒト絨毛性ゴナドトロピン

 という妊娠ホルモンが尿の中から検出されるからです。


 ▼妊娠中の女性のカラダの変化

 妊娠周期によって女性の身体はめまぐるしく変化します。

 当然、妊娠していない時と同じように生活は出来ません。いつもと同じでないことを理解しましょう。

 外見はお腹が少しずつ大きくなっていくだけのように見えますが、体内では基礎体温の変化を始め、食欲の減退・増加、

 つわりや精神不安定、足のむくみや、動悸息切れを起こしやすくなったりします。


 パートナーはそれを優しく包み込み、支えてあげましょう。



 ▼理想の体重は?

 胎児が成長していくと、当然のごとくその母体の体重が増えていきます。

 しかし、体重は増えすぎると妊娠中毒症のリスクも高くなり、骨盤や産道のまわりにも脂肪がつき「難産」に

 なる心配もあります。

 必要な栄養分を十分に摂りつつも、太り過ぎないように自己管理が必要です。


 妊娠中に上手く体重がコントロールが出来れば、産後は理想のプロポーションになることも可能です。

 一般的には妊娠中の体重増加は7〜10s程度におさえるのが理想と言われていますが、これは標準体重の方の場合で、

 痩せている方や、そうでない方はまた違います。

 現在は体格指数(BMI)の数値を元に出産までの体重増加上限を割り出しています。


     体重(s)÷身長(m)の2乗

        例 身長158p、体重55sの人場合

        55÷(1.58×1.58)=22.03

 この計算の結果、18未満の人は10〜12s、18〜25の人は7〜10s、25以上の人は5〜7sが目安と

 
なります。


 ▼体重増加・変化する下着

 妊娠中は新陳代謝が活発になり、皮膚も敏感になります。下着は通気性・吸汗性のよい綿100%がいいです。

 ここでは妊娠した女性がどのような下着を付けるかということを説明します。

 妊娠初期・中期〜後期・入院前でそれぞれ違います。(そして産後も少し違う)


 ・ブラジャー

 妊娠してから出産までの間に、女性のバストカップはおおよそ2カップ、アンダーバストは1カップ大きくなります。

 それに合わせてブラ、妊婦用のブラがあります。


 妊婦用のブラは大抵がバストの成長を妨げないように柔らかく、伸縮性に富んでおり、アンダーバストの変化に

 対応できるようになっています。

 
また、授乳を考えたものにあるようです。


 ・ショーツ

 妊娠してからは特に腹部を冷えなどから守ることが大切になります。

 素材の質としたはよく伸びる素材を利用していることが多く、初期から出産前まで使えます。

 普通のショーツと違い、腹部までをすっぽりと包み込むような感じになっています。



 ▼日常生活のポイント

 現代の主婦にはあれもこれも禁止ということは言われなくなりました。

 人によっては車の運転など、妊娠中であっても避けられない行動が沢山あります。

 「やりなれていることを8割程度に」を基本に、アクティブに生活するのが充実した生活につながります。


 ・避けておきたいもの

 ただし、妊娠中は避けておきたいものがいくつかあります。

 1)タバコ

 タバコは吸うと身体の中にニコチンや、一酸化炭素などが体内にはいります。

 これらは子宮や胎盤の血液を収縮させたり、血液中の酸素量を減らす作用があるので、胎児を酸素不足にし、

 成長を妨げる要因になります。



 2)アルコール

 アルコールは胎盤をそのまま通過し、胎児に吸収されてしまいます。

 たまに多少たしなむ程度なら問題ありませんが、習慣的になったり、つい飲みすぎたりしないようにすること。

 これは胎児性アルコール症候群にかかる危険性があるからです。

 3)カフェイン

 カフェインを多く含むコーヒーや、紅茶、緑茶は1日に1〜2杯程度に。

 血管を収縮させ、血流を悪くします。

 代わりに、カフェインの含まれていない麦茶や番茶を飲んでみてはどうでしょうか。


 4)化粧やパーマ

 妊娠中は肌が敏感になっているので、香りなどの刺激が強い化粧品は避けたほうが無難です。

 パーマがいけないと言われるのは、「長時間同じ姿勢でいること」で気分を悪くすることがあるからです。




 ・適度な運動

 妊娠中でも適度な運動をすると、心身ともに爽快になり、安産にもつながります。

 旅行などもいいですが、無理のないスケジュールで、ゆとりをもって出掛けて下さい。

 妊産婦体操(妊婦体操)なるものがあり、それを行うことで妊娠に対する様々な弊害を取り除くことが出来ます。


 ・妊娠中毒症

 妊娠中毒症とは妊娠が原因で起こる様々な症状で、妊娠が終わると回復します。

 大きな症状は「むくみ」「高血圧」「たんぱく尿」の3つです。

 まずは妊娠中毒症を予防すること、そしてもしなってしまったら悪化を防ぐことが重要です。


 ▼妊娠中のセックス

 妊娠中のセックスは心の交流です。セックス自体が危険ということはありません。

 きちんとした方法でセックスを行うことにより、よりパートナーとの絆が深まり、相手の安心感を与えることが出来ます。


 しかし、妊娠前と同じようにセックスをするのは実はとても危険なことなのです。

 これからセックスが妊娠経過に及ぼす影響を説明しますが、一番の問題点は流産と早産の関係です。

 セックスに対する意識は妊娠中は特に男女で大きく異なります。

 セックスに対する制限があるためにかえって相互理解を深めるには重要な時期と言えるでしょう。


 ・予備知識

 子宮は子宮筋すなわち平滑筋と呼ばれる筋肉組織によって構成されています。

 この子宮筋が収縮することを「おなかが張る」と呼んでいます。

 その収縮の程度によって激しい痛みの場合から重い感じがする程度の場合まであります。

 早産のサインの一つですが、軽度のお腹の張りは誰でも感じるものです。

 正常範囲内のお腹の張りは、子宮筋の収縮が不規則であり、収縮時間が短く、収縮の強さも軽度です。

 ちょっと安静にすれば収縮が消失する程度ならば正常範囲と考えられます。

 陣痛とは、不随意に、周期的に反復して起こる子宮(体)筋の収縮で、胎児を娩出する原動力です。

 お腹の張りが強い場合には陣痛の前ぶれ、あるいは陣痛そのものであり、早産の危険信号と考えられます。

 この子宮収縮と密接に関係ある化学物質として下垂体後葉から分泌されるホルモンである

 「オキシトシン」が
あります。

 すなわち、何等かの理由でオキシトシンが分泌されると子宮収縮は誘発、促進されます。


 ・オキシトシンとは

 オキシトシンの生理作用には、子宮筋の収縮作用と授乳時の乳汁射出作用があります。

 オキシトシンは子宮の周期的な収縮を起こす作用があり、分娩時には重要な役割をはたしています。

 授乳時に分泌されるオキシトシンは乳腺の筋上皮細胞に作用し、これを収縮させて乳腺に溜まっている乳汁を押し出して

 母乳を出します。オキシトシンの分泌がないと赤ちゃんは十分に母乳を得ることは出来ません。



 ・オキシトシンの発生

 オキシトシンはどうやったら発生するか、それは乳首への吸引刺激によるところが大きいが、それだけではない。

 妊娠中の性行為であっても、セックスパートナーの乳頭刺激においても全く同じ様に反応します。

 つまり、『過度の乳頭刺激はオキシトシンを分泌させ、子宮収縮を誘発、流産・早産の危険性を高めます』

 さらに、『セックスにおいて男性器による膣や子宮膣部(膣の最奥部に接する子宮の入り口部分)が圧迫される』と、

 分娩時の胎児が出て行く時と同じ状態を引き起こし、これも流産・早産を引き起こす可能性を高めます。




 ・セックスの方法

 セックスがおなかの中の赤ちゃんに、悪い影響を与えるようなことはありません。

 むしろ、母が気持ちよくなれば、
胎児も「気持ちいい」と感じることでしょう。

 臨月に入って、胎児が骨盤の中に降りてくる前までは、胎児は子宮の中の羊水に守られながら、

 位置も高いところにいます。


 胎児が骨盤の中に頭を入れると、子宮口も下がってきて、柔らかくなってきています。

 深く挿入すると、オチンチンの先の壁が、いつもより近い感じがするかもしれません。

 刺激しないように挿入を浅めにしましょう。

 女性がオーガズムを感じると、子宮が収縮しますが、セックスのあとにおなかが張ることはよくあることです。


 たいていは数分でおさまるので、静かに様子をみてみましょう。

 彼女にも、おなかが固くなる感じ、それが治まっていく感じをからだで味わってみるように、言ってみましょう。

 女性のからだは、妊娠中はいつもより敏感になり、いつもと違う感覚を得られるという人もいます。

 からだをなでられたり、キスをされたりする感覚も、ふだんよりとても気持ちよく感じるかもしれません。

 体位としてはパートナーの身体にドッカリ体重をかける体位は避けること。

 男性が上になるときには、両腕で自分のからだを支えて、おなかに負担がかからないようにする。

 そのほか、パートナーが上になったり、横になったりする体位はおなかに負担が掛かりません。

 バイブなどを挿入するのは衛生上よろしくありません

 また挿入する時はコンドームをつけ、精液を膣内に出さ
いようにしましょう。


 ・セックスしていい時期は?

 妊娠初期は体内が不安定のため、流産を起こしやすい時期です。

 その為、しないにこしたことはありませんが、
結合を浅くし、時間を短くして、回数を減らすのが原則です。

 妊娠中期は胎盤も完成するため、流産の危機も脱出します。

 妊娠16週以降を俗に安定期と呼ばれ
、異常の発生率
は明らかに下がります。

 極端に神経を使う必要はありませんが、激しいセックスは避けるべきです



  異常を感じたらすぐにセックスを中断しましょう。


 妊娠後期はお腹が大きくなり、何かにつけて苦しい状態になります。

 日常生活すら苦しくなるため、体位の工夫が
必要になりますが、特に妊娠10ヶ月以降はセックスを

 避けるべきです。





 ▼妊娠中のセックスのまとめ

 1)挿入は浅く、短時間ですませる。
   大きくなった腹部を圧迫しないような体位も工夫し、時には性器外セックスも利用する。


 2)極端な乳頭刺激は避ける。

 3)オルガズム(絶頂を迎えること)はほどほどにする。

 4)精液中に含まれる子宮収縮物質の除去のためにコンドームを使用して膣内に射精しない。

 これは、性感染症の予防にも役立ち、さらには絨毛膜羊膜炎の防止にも役立つ。

 5)性行為自体による感染を防止するために、清潔に心掛ける。

 6)激しい性行為は性交損傷をきたしやすいので注意を要する。

 これらを守っていれば安全なセックスであると思われます。

 ですが、パートナーが乗り気ではない時は相手の意見に耳を傾けましょう。

 妊娠する前と妊娠最中では精神的な部分も大きく違うのですから。


■最後に                                                                ▲目次に戻る


 4.最後に



 駆け足気味に説明しましたが、ここに書いてある全てに注意すれば安全というわけではなく、

 その他にも色々と気を付けるべきコトが沢山あります。


 妊娠は女性にとって大きな変化でありますから、パートナーはいつでもそれを支えてあげる気持ちで。

 相互理解が最も必要な時期です。肉体的にも精神的にも不安定な女性を労わってください。

 妊娠について正しい知識をつけ、良きマタニティーライフを送ってください。


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