「お、お兄様……リゼの胸、どこかおかしいでしょうか?」
少し、頬を赤らめながら上目づかいで俺を見上げてくるリゼ。
それは幼い頃、俺を兄と慕って、裾を引っ張ていた姿とリンクする。
血は当然つながっていないが、悪い気はしなかった。
むしろ、頬がムズムズするようなこそばゆい感覚がする。
一緒に遊んでいた頃とほとんど変わってないんだよな……胸を除いては……。
背伸びした自分を見せようと、制服の中に何かつめているのかとも思っていたが、
けしからんことに、思わず頬が緩みっぱなしになるくらいのバストに発育していた。
「いや、リゼの年にしてはかなり大きくて、綺麗なおっぱいだ……実に素晴らしいぞ!」
この童顔にこのサイズ……。
あどけなさの抜け切らない顔に、溢れるような深い乳房の谷間。
その頂点に、色付きかけた野いちごのような乳首。
胸が熱くなるような可愛さに、思わず息を飲んだ。
「……ほっ」
反対にリゼは両手を胸の上に置き、不安と恥ずかしさの入り混じった溜め息をついた。
自分のおっぱいが俺に気に入られるか、気にしていたみたいだ。
「リゼの言うとおり、胸は立派すぎるくらい発育してるな!」
自己主張が著しいプロポーションとは対照的に、慎ましやかな後輩の頭を思わず撫でてしまう。
気を利かせているのか、今日はフェレットのマノンが乗っていないおかげで、撫で易い。
「んんっ〜……ふふっ……♪ またこうして、お兄様に頭を撫でて頂けるなんて、リゼは幸せ者です」
さらさらと音が聞こえきそうなほど指通りの良い銀髪が流れ、幸せそうに目を細めるリゼ。
トレードマークのウサ耳がピコピコと左右に揺れ、本当に白ウサギみたいだ。
「よし、それじゃあ胸囲を測定するぞ」
リゼの緊張が少しほぐれたのを見計らって、メジャーを取り出した。
「……は、はい、お兄様……」
あせあせとした表情を見せ、目をつぶるリゼ。
細く折れてしまいそうな華奢な腕を挙げてもらい、メジャーを両脇から通した。
うっとりとするような甘いフルーツのような香りとミルクのような匂い……。
フルーツのような香りはリゼの髪の毛から、ミルクのような芳香はリゼの身体から香っていた。
甘く温かな香りにリゼを思わず、両手で抱きしめてしまいそうになる衝動を何とか抑える。
「……んっ……ふぁっ……」
どうやら、メジャーを通す時に身体を前に出したせいか、白衣にリゼの乳首わずかに触れたらしい。
かわいらしいハプニングに、思わず下半身が奮い立つ。
やること全てがかわいらしいんだよな……リゼは。
大きな胸を弾ませながら困った顔を向けてくる。
そんな顔をされると、ますますイタズラしたくなっちゃうじゃないか!
メジャーを軽く胸の前でクロスさせ、乳首の下へ通す。
「んんっ……っ……うぅっ、ぁっ……」
柔肌をメジャーがこするのに合わせて、リゼの吐息に艶っぽい色が混じる。
メジャーとブラジャーが、上下から挟みこむように、リゼのオッパイをいやらしく変形させた。
「お、お兄様っ……んんっ、ぁあっ……す、少しキツイです」
眉尻を下げ、瑞々しいリップを噛みしめるリゼ。
「おっと、ワリぃ……でも、もう少しガマンしてくれ」
年下とは思えない迫力のオッパイについ、力の加減を忘れてしまったみたいだ。
メジャー越しに伝わるのは、力を加えたら壊れてしまいそうな柔らかさと、吸い付くような肌のきめ細かさ。
さらに力を入れると、いびつにひねりだされた御餅のように妖艶な形姿を変え、俺の興奮を高めていく。
直接触りたいという欲求を、俺は抑えられそうになかった。
ピンと可愛らしく尖った乳首に吸い寄せられるように、キスをした。
「ひゃっ……お兄様のし、舌がっ……ひゃぁっ、ぁああっ!」
そのまま、リゼのピンクの乳頭を乳肉ごと口に含んだ。
もっちりとした乳肉の柔らかさ、それとは対照的にコリコリコと硬い乳首の感触を舌でいっぺんに味わう。
「ああっ、んんっ……だ、ダメぇ……です……そんなにされたら……ふぁ、ああっ……んんんっ!!」
年下の幼なじみは背中をのけぞらせながら、未体験の快感の波を受け止めていた。
そんなリゼに更に追い討ちをかけるように、もう片方のオッパイを鷲掴みにする。
「ひゃんっ……ぁあっ……はぁ、はぁ……お兄様っ、これはどういった測定なのでしょうかっ、ぁんっ!」
『胸囲測定』の延長だと思っているのか、それとも俺を信頼しきっているのか、リゼは俺にされるがままだ。
リゼの人形のような容姿も相まって、なんだかイケないことをしているような、背徳的な官能に胸が高鳴る。
「はぁ、はぁっ……こうして、手の平を使って、胸の表面積と弾力を測定しているんだっ」
自分でも苦しい言い訳だと自覚しつつも、この甘くとろけるマシュマロのような弾力は病みつきになる。
指をめいっぱい広げても、まだ余りある乳肉を下からすくい上げ、搾るように乳輪を指の間に挟んだ。
「ふぁっ、ぁああっ! お兄様っ……んんっ……そんなに強くされては、ち、乳首が取れてしまいますっ」
羞恥と快楽の狭間で喘ぎながら、リゼはビクビクと肢体を震わせた。