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■『ザ・過去に戻れたら』アンケート 20代、30代の男性にアンケートを実施したところ上記のような結果となりました。 「もしも過去に戻ったらやりたいこと…」ですが、やはり「今の頭脳で」戻った場合ということが 前提となっているようです。ほとんどの回答が、今の自分で難無く可能で、優越感を得たい ということを求めているように思えます。また、やり残したことをしたい…という意見も多かったです。 ■『タイムスリップ』について タイムスリップとは、SFやファンタジーの分野で舞台に利用される設定である。 また、「タイムトラベル」「時空転移」「タイムトリップ」「タイムワープ」「時空跳躍」等、これらの呼び方で記されることもある。しかし、SFやファンタジーなどの空想の世界とは別に、「時間という制約を超えて、過去や未来に行きたい」という願望は、人類が「時間」という概念を認識して以来、おそらく普遍的な願いとして存在していたものである。また、タイムスリップの方法としてあげられるのが、「超自然的な力」によって発生する場合と、相対性理論等を利用して作られた「タイムマシン」を使用する場合が挙げられる。 「超自然的な力」は別として、理論物理学などの研究によると、タイムマシンの開発は絶対不可能なものだとも断言できないらしい。 ■『タイムスリップ』の歴史とその構造 タイムスリップの概念自体は新しいものではなく、伝記やおとぎ話の中でその原型を見かけることができる。 日本の昔話では、「浦島太郎」、外国では「リップ・ヴァン・ウィンクル」など不可思議な現象として描写されている。古典的なSFでは、1895年にH・G・ウェルズが発表した『タイム・マシン』が画期的であった。この作品は作者が、産業革命の影響を受け、時間も機械により移動可能なのではないかというアイデアの元に生まれた作品だった。また、タイムスリップで過去に干渉することは、現代の事象も影響を受けるというタイムパラドックスが発生する。 過去への干渉により、歴史が変った場合に発生する矛盾や問題のある場合や、実はその過去への干渉も織り込み済みで現代がなりたっているという場合もある。 ■『タイムマシン』について 超自然的な力が作用して過去や未来に行く場合を除き、必ず登場するのがタイムマシンの存在である。 SF宇宙小説や映画などで見られる「ワープ航法」なども原理的には一種のタイムマシンといえる。 もしも、タイムマシンが出来るとすれば、マンガや映画に見られるような車や椅子のデザインではなく、宇宙船のような形状になると予想される。宇宙空間で出発し、光速の99%で24時間航行、地球の軌道に到着。地球では約1ヶ月経過しているという状況が考えられる。 特殊相対性理論により、亜光速宇宙船で他の星に旅行し、地球に戻ると未来の地球に到着することが出来るのである。 (速い速度で移動する物体上で進む時間は遅くなるから) しかし、現実には光速を出せるエンジンの他に、超硬質性を持つ船体の開発等が必要である。 (小さなネジのような物体でも光速でぶつかった場合、船体が破壊される危険があるため) ■『タイムパラドックス』 タイムパラドックス(Time Paradox / 時間の逆説)とは、タイムスリップに伴う矛盾や変化のことである 例えば、パラドックスのもっとも有名な例として、『親殺しのパラドックス』というものがある。 タイムスリップした過去で、自分を産む前の母親を殺害した場合、現在の自分は存在しないことになる。 またその殺した本人も、殺した瞬間に「親子」から「あかの他人」へとなってしまい、殺しにきた理由がなくなってしまう。 最悪、その場で本人の存在が消えてしまう可能性もある。 SF作品のの中では、このタイムパラドックスを扱った作品や、テーマとした作品が多い。 タイムパラドックスが起きてしまった場合、影響が全体的に波及し、どれが正しい歴史か判断できなくなってしまう…ということがある。その他の解釈としては、「多世界解釈」というものがあり、干渉された過去によって再び新しい世界が作りだされるというパラレルワールド的な考えもある。これらのような架空の理論や仮説に基づく過去や未来との因果関係の矛盾に着目したものとは別に、論理パズル的なタイムパラドックスもいくつか考案されている。 これらは論理的には矛盾はないのに、あり得ないようなことが起こる事象を題材としたもので、その多くは現実の物理学や量子力学上の考察が必要な要素を含んでいる。 <タイムスリップと戦争> タイムスリップを扱った作品には戦争を題材とした作品が多く見られる。 1.現在の最新兵器が過去にタイムスリップ 2.過去の兵隊、兵器が現在にタイムスリップ 3.未来からの最新兵器が送り込まれてくる(この場合、「未来は侵略者」の場合が多い) 一昔前に仮想戦記小説ブームがあったが、この火付け役となった作品は、タイムスリップするものが最新兵器ではなく戦死した筈の将校の意識というかわった設定だった。 <フィラデルフィア実験> 1943年(第二次世界大戦中)アメリカ海軍がフィラデルフィアにおいて、磁気機雷から軍艦を守るために船体を消磁する実験を行っていたというのが、事実なのですが、極秘実験だったためかUFOに近いオカルト話になってしまっています。(ドックから消え、タイムスリップしてしまったという話になってしまっています) ■『タイムスリップと相対性理論』 「空間や時間は絶対的なものではなく相対的である」 どんな時計でも,強い重力が作用したり,観測者に対して高速で移動したりする場合には,進み方が遅くなる。 (時間の誤差に関しては、体感できる誤差ではなく素粒子レベルの誤差である) アインシュタインが唱えた相対性理論では、時間は絶対的なものではないと言われている。 タイムスリップを考える上で、「時間の進み方は観測者によって異なる」という特殊相対性理論と、「重力によって時間の遅れが生じる」という一般相対性理論を欠かすことは出来ない。 <特殊相対性理論と一般相対性理論> 名前から想像すると、特殊相対性理論の方が難しく感じるかもしれないが、実は一般相対性理論の方が難解である。 両者簡単に比較すると、特殊相対性理論は「光速度不変」に関する理論であり、一般相対性理論は「特殊相対性理論を元にした重力理論」である。 <特殊相対性理論で想定される世界> ・運動する時計はどんどん遅れていく。 ・この時計の遅れを利用すれば、理論的には宇宙の彼方の銀河まで単時間でいける。 アインシュタインの特殊相対性理論(光速度不変)では、光速の99%のスピードで飛ぶ宇宙船に乗って、1年間旅行をして帰ってくると、地球上では7年もの歳月が過ぎている・・・ということが起こってしまいます。 速く動いている人の時間は、止まっている人の時間よりもゆっくりと流れるということから起こる現象である。 (「ウラシマ効果」と呼ばれています) 結論から言うと(上記のことから)、過去に行きたい場合には光速よりもさらに速く進むことが要求される。 しかし、光速度不変の法則により光より速く進むことはできないので、現在の理論では過去へはいけない。 ・質量はエネルギーに転化する。 Eはエネルギー、mは質量、cは光の速度 「エネルギーと質量は等価である」という有名な式である。 光の速度は一秒間に約三〇万qであるから、その二乗というのは想像を絶する数字になる。 とすれば質量のもつエネルギーも膨大なものであるということがわかる。 ほんのちょっとの物質でも、その質量の全てを無駄なくエネルギーに変換できれば、想像を絶する膨大なエネルギーが取り出せるわけです。 物質を構成する最小単位は原子(Atom)であり、その原子は、中心に原子核があり、それは陽子(プロトン)と中性子が核力によってがっちりと結合してできている。つまり強力なエネルギーが働いて結合しているわけで、この結合を解けば、つまり原子核が分裂すれば、このエネルギーが取り出せるわけである。 上記の理論から導き出されたのが、「原子力エネルギー」である。 その他に、 ・離れた場所でAさんにとって同時に起こった2つ出来事は、Aさんに対して運動するBさんから見れば同時ではない。 ・2つの出来事の間に経過した時間は、観測者の運動によって異なっている。 ・AさんとBさんが互いに運動していれば、互いに相手の時計が遅れ、互いに相手が縮む。 ・光の速さを超えることはできない。 光速度不変の法則 ・運動する物体は進行方向に縮む。 というものがあります。 映画やアニメの中のタイムスリップや時空跳躍の描写で、人が伸びたりグンニャリとまがったり、周りの景色が縮んだりする描写は上記のことをを再現しているものと思われます。 <一般相対性理論で想定される世界> ・重力によって光が曲がること→重力レンズ とある惑星の影に隠れている見えない星が重力レンズの影響を受け見えるという状況。 ・重力における時間の遅れ 原子よりもさらに小さい素粒子レベルでの時間の誤差。 我々が日常生活で感じることはできない。 ・重力による赤方偏移 ブラックホール近傍の強い重力場から出てくる時に光はエネルギーの一部を失い,エネルギーが低い(波長が長い)方にずれること。 ・重力波 運動する物体の重力質量によって生ずる時空のゆがみが波動として伝播したもの。 ■『1980年〜1990年の出来事』
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